雪兎/藤鈴呼
 
問者と 回答者の 比例分配
ここに 雪粒ひとつ また 二つ

どうしてだろう 段々と 兎に見えて来た
ウサギ年に貰った 雪兎シールが 未だ残っているから
早めに使わないと イケナイのに

手紙を出す相手が いないのです

空いた隙間に埋め込まれた 瞳は 南天
ではないのだけれども 空虚な面持ちで
静かに呟く

その音が つー と 響くようで 
いたしかたない

ぎゅっと 握り潰す訳にも いきませんので
恐る恐る 歩を進める

真横に視線を 感じながらも
ゆっくりとした テイストだけ
味あわせていて

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