創作童話詩/水菜
部屋には散らばって、いる、清潔な、一室には、いろのない、オマエ
空間は、うごかない
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『氷』
ひんやりとした氷の塊を舌にのせて舐め溶かして感覚が無くなった舌先に針を刺していく
いっぽん
にほん
さんぼん
よんほん
ごほん
ろっぽん
ななほん
はっぽん
きゅうほん
じゅっぽん
じゅっ じっ じっぽん じっぽん じっぽん
舌が回らない ね
妙な手をした 顔がみえない ○○○ あ、 ○○○さん ね と にこやかに口にした
白衣を着ている ○○○ さん
私
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