水花/水菜
 
の おと  繊細な それ

水が  みちて  いく 澄んで  いる それ は 

どこ  まで も とうめい で
きよ らか  に

うつ くしく

あれと 自身に 語り かける 
かのようで

薄紅色に 花びら が 
ただよい染まる     澄んだ水のむこうで


自ら では とても  及ばないような 

繊細 で  軽 やかな  詩 の  それ 

あの きよらかな 繊細 な 調べ 

むこう     で

そう     自らの     無骨さを 

かなし く        思い    ます

受け止める  
こころの形に   対して
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