夜の赤羽/番田
私は昨日は赤羽にいた
昔ほど 自由ではないのかもしれない
ただ 私の人生は そればかりで
店をぼんやりと出た
あまり休みの無かった 私がいた
ただそこにある商売といえるかどうかわからないが
消えていくのかな 私は そんな気がする
風俗店の簡素な看板の横を過ぎた
ユニクロで買う気もないチノパンに足を通して
茹でられた 汁と共に出された 麺をすすった
向かいの巨大なパチンコ屋は賑わっていた
そして久しぶりにラーメンを食べた
ぼんやりと 子供が
遊びまわる 近所の路地を歩いた そして
私は誰とも何も語ることもなく
歩いた 無印良品から 私は ユニクロへと
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