アクアリウム/
たいら
濁った川面に
花びら浮かべる
弔いの花
そっと手を離せば
濁流に呑まれ
それでも沈むことは無く
流されるまま
やがて視界から失せた
先刻撒いた骨の欠片は
今頃何処に在るだろうか
天へ昇るも
土へ還るも
在り来たりだと笑った
あなたは何処へ
水槽に張り付いた
藻のように強く強かで在れ。
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