いつか、夏の日/青の群れ
今年も夏が終わろうとしていますね
シュノーケルが必要なほどの湿度、景色はヤカンの湯気の向こう側のようで、いかにも夏の、うだるような暑さが支配している季節です
膝の裏に伝う汗を感じて
そういえばまた別のあの日、喧嘩しながらコンビニまでの道を歩いたんです
あれは夏の夜のことでした
ご機嫌とりにアイスを買わせたある夏の日、覚えているのはもう私だけだろうけど確かにそんな日があったんです
プールの水を飲み込んでお腹がいっぱいになったから、あなたにはビールの缶を置いておくね
ニアリーイコールだと思う
楽しいと不健康は紙一重だということはだいたいのひとが理解していることだよ
溺れて泡を
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