ランドスケープ/DFW
 
だ全体を円錐の表面に付着させて
登ってきた斜面を見おろした

そこには湖があった
深緑にかこまれた水面が円錐を映しだしている

人物は目をこすり、すべてが森かげの湖のほとりで起きはじめている気がしはじめる
その木々の枝越しに、その枝間に、擦れる葉の奥にたたずむ青い木々の根元、草花の花びらや茎の濃い陰りに、土の匂いに

人物がよく見るとのぞきこむ人物の顔が湖に映り
、それが珊瑚色、濃い茶色、橙、さらに大胆なオレンジ、灰紫色、濃いアメジスト、金緑色、赤褐色から黄色にシフトしていく
そのゾーンの最初は深い青で描かれていた


人物側の円錐の死角から黒い水鳥たちがあらわれ

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