ここ/
もっぷ
フラスコの底に立ってる私
ここから覗く世界が限りなく
どこも邪魔や目隠しのされてない
限りなく 世界そのもの であってほしい
なぜって 曇るばかりのこのガラスのこちらから
背伸びしても屈んでもみえない だけど
在るがままの眺めを
期待して ここまで来たのに
ふと気づく
それはつまり
呼吸してること
ついに知ったよこの手に掴んだよ
からくりを それなら
息をやめたらきっとみえるんだねこの世のほんとうが!
戻る
編
削
Point
(4)