虚栄骨格/のたうつワイバーン/なけま、たへるよんう゛くを
のよう
ただ他人の子の喜びを乞う
簡略的に食む牧畜であれ
来て群生
清々した居城
荒れ野の孤児院
たむろす故人の死鬼無尽
宵待ち それもよいのだろう
あとほんとはね
昔取った延焼は喉元過ぎずに爛れて暴れてまあ
まあ骨壺に納める仏ちっぽけで、なんでもいいや
煮え切らない薄暮 必死色めくもああずり落ちて
荒城夕べはステンド硝子
中庭残した人影が
熱気の籠らぬこの部屋に
戦斧持たば火矢持たば
よもや影画に敗死できねば
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