anthology/梅昆布茶
けのわからない戯言を書いて
冷たい部屋をガスストーブでほんのり暖めて
どん兵衛鴨だしそばでからだも内側から暖めながら
BEATLESのANTHOLOGYを流す
寒い日にはこういう古い音源が似合うものだ
でも座敷に炬燵も捨て難くて僕はすぐに
猫に戻ってしまうのであきらめている
津軽海峡も寒かろうとおもいながら
かってな歌でもうたいたい気分だ
春って待たなくてもふんわりやってくるからすきなんだ
いつもの冷凍庫なんてけっとばしたいぐらいに
きみのことをおもいだす季節でもあるから
ちょっとこころが席替えをするのかもしれない
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