anthology/梅昆布茶
 
けのわからない戯言を書いて

冷たい部屋をガスストーブでほんのり暖めて
どん兵衛鴨だしそばでからだも内側から暖めながら
BEATLESのANTHOLOGYを流す

寒い日にはこういう古い音源が似合うものだ
でも座敷に炬燵も捨て難くて僕はすぐに
猫に戻ってしまうのであきらめている

津軽海峡も寒かろうとおもいながら
かってな歌でもうたいたい気分だ

春って待たなくてもふんわりやってくるからすきなんだ
いつもの冷凍庫なんてけっとばしたいぐらいに

きみのことをおもいだす季節でもあるから
ちょっとこころが席替えをするのかもしれない

戻る   Point(7)