途上にて/
梅昆布茶
東京マラソンで交通規制中の都心で
おっかない婦警にびびりながら
なんとか荷を降ろす
作品としての
命はいつか
区切りをつけなければならないのだろう
でもいいんだ
人生がひとつの作品だとしても
数学的な論理が破綻しても
きみはきみなりの素敵な人生を
とまどいはずっと続くが大丈夫
ふわふわいきているよりはよっぽど増しだろう
だからまた言葉を捜しにゆく
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