こちら吼えいる/なけま、たへるよんう゛くを
海流から海流へ
乱気流へ乱気流に
暇にかまけて遠方へ まるでからかう 音離し
あー、幾億駒 燃えている とどめ置けぬほど 美しく
あー、幾億戸が 終えていく 放ぽり出せる事 疎ましく
あー、行くよ僕は 暈けて浮く 凍え 涸れ井戸の 歌弾(はじ)く
鯨、鯨、鯨。
く、じ、ら。
なんでもできる玩具を拾って 猿でもやらない痴態を晒して
何度も窓抜け八雲に乗った 何度もかんども水上から見下した
そしらぬ素振りはそりゃ知らないから 何食わぬも当たり断食節
飛べた≒飛べた≒飛べた。
活字の辻のデッドエンド 王様・徒(かち)・馬、城・臣(おみ)、駒で
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