ダウンジャケットのフリーター/番田
地下鉄で知らない場所へ
私は向かう スイカを取り出し
今日も 電車に乗って 私は
何をするのか 今日は 覚えていない
この寒い日の道のりを越えて
友達は来るのだろうか 私の中で
そのことは 知らないし 友達の中のことは
知らない そして 戻ることはできない
しかし このまま非正規労働で
人生を 終わらせるのも ただ
時を流れていくのも簡単な方法だ
多くの人の流れとしてそうであることを望むのなら
心の中は それにしても 寒かった
友達と別れて 寒かった また 一人
地位も何も望まないのなら このまま
空虚で何もない生活が約束されている
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