幸せの神様/m.qyi
タバコを銜えた天邪鬼が歩いてきて、泣いているオカマのナルシスを認めて声をかける。)
天邪鬼:「あらあら、お嬢ちゃんまた泣いてるな...」
(オカマのナルシスはしくしく泣き続ける。天邪鬼は二・三歩ナルシスに近づき話を続ける。)
天邪鬼:「...おらあ、天の邪鬼だからつって、そんな嫌な顔すんない。おいらの住まいはお天道様の裏側、あんたのとこに居候してるわけじゃあねえんだ。あんな、おれたち永いつきあいなんだ、幼馴染みよ。そりゃあ、あいつは馬鹿だかんなあ、頭に来るのもわかんだ。でも、いつもひょっこりあらわれんだよ、神様だからな、そんで、よせばいいのにクスクスッってやっちゃうん
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