きつね/umineko
 
と街が混沌として、ないまぜになっていく。そのわずかなあわいが、好き。

あなたと私が。ないまぜになって、境界線が消えていく。そんな瞬間があったかな
あ。わかんないや。くっついてたら、それはあったかくて好きなんだけど、もたも
たのクリームみたいになって眠るのも好きだったけど、もう全部ぜんぶ遠い世界だ。

川沿いの道を。私は歩く。
いいことあるかなあ。わかんない。

私は、いないよ。
ここにはいない。

こんなところに私はいない。
 
 

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