時間、ありますか/梅昆布茶
 
界観さえなかなか教えてくれない街に

生きることは些細なことの連続でたぶん
それがあなたの傾向や嗜好や生理学的なシルエット
やわらかなあなたの内部に深く浸透してゆくあいだに
あなたが変化にきづかないうちに変わってゆく

幾千もの夜と昼を経ていつか光のなかへもどってゆく
意味なんていつのまにか粉々に砕け散ってしまうものさ

いつかあなたの特別な物語を聴きたいんだが
そのときは時間をとっておいてくれますか?


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