時間、ありますか/
梅昆布茶
界観さえなかなか教えてくれない街に
生きることは些細なことの連続でたぶん
それがあなたの傾向や嗜好や生理学的なシルエット
やわらかなあなたの内部に深く浸透してゆくあいだに
あなたが変化にきづかないうちに変わってゆく
幾千もの夜と昼を経ていつか光のなかへもどってゆく
意味なんていつのまにか粉々に砕け散ってしまうものさ
いつかあなたの特別な物語を聴きたいんだが
そのときは時間をとっておいてくれますか?
戻る
編
削
Point
(20)