冬の小道/
海美
が合ったとき お母さんはよそを向いた
お母さんはあたしが嫌いなんだね
どうして目が合うだけでそんなに嫌がるのかな
今日もまたまっすぐ家に帰って 引きこもる
窓の外には友達が自転車で帰宅中
今自分がいるこの場所が 牢獄みたいで
明日もまた冬の小道タバコを吸う 寂しくて
知り合いが白い視線をあたしに送るんだ
今自分がいるこの場所が とても空虚で
あたしの泣いた顔 知ってる道は
今日も人は少なく 寂しそうで
戻る
編
削
Point
(3)