空白/
鷲田
過去現在未来は儚さと共にあるという知覚を覚えず
空と同じように反射して彩り 風景に溶け込み形を成す
昼の予定が無い日曜日
笑い、笑い、笑い、黙り 黙り、黙り、黙り、笑い
風邪をひいたことさえ忘れ、ディズニーチャンネルを見ている
それ以上に今の君に大事なものがあるだろうか
君は文章と文章の間にある余白のように 生活と生活の間にある空白
これから未来と過去を築く透明な存在
現在をそのまま着色せずに 私の愛しいセンテンスよ
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