梅干し石/藤鈴呼
 
とだって 出来ぬ ままに

赤い石を 覚えてる?
あの
小さな ヤツ

二人で 蹴ったよね
学校からの 帰り道

顧みる 過去なんて
未だ 殆ど 無かった時代

振り返る ことならば
いつだって 愉しかった

ドブに 落ちた あの日の石は
今 どの辺りの 海を
浮遊 しているのでしょうか

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