遠くへ行きたい/nemaru
みたいな愛しさでしゃべっている
窓に
卵が
投げつけられたのは
通りを挟んで
三軒南
二人目が
産まれたその目に宿る不安を解消すべく
俺が
犯人になっちまおうかと思った
プリキュアを
見ない事だけが生き甲斐だったのに
角度が衰えてきた気がして
今日は
デスクに座りながら
ひたすら尿道の開け閉めをしていた
括約筋が疲労して
少しずつ漏らしながら
歩く
帰り道
ここ
酒屋さんやったよな
と言った直後の駐車場が
本当の酒屋があった場所だった
今日もまだ
島田紳助が大画面テレビでコナン君が
まるで隠れていないように見えたと
人間曼荼羅で
話していたのを
覚えている
東京の
おじさんは
会話が途切れない
怯えの原理の埋め立て地の末路
ひどい甘えに見え
妻の頭痛がする
血管に植えつけられ
リンパが悪くなっていく
ずっと尊属殺
きっと尊属殺
たまにキラッとする
古いアルバム
癖になり
手酌でね
いつか
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