生あるかぎり/梅昆布茶
 
生あるかぎりです
だれしも遮れない旅をしているとおもうのです
たぶん滅びるのもちかいのかもしれません

ちょっとなにかを選択するのもめんどうくさいのですが
いつも可能性と不可能のコードの端を
ずるずる引き摺って歩いているような

過剰なことばと過多な映像
容量にかぎりがあるぼくのちっぽけな脳に
はいりきらない世界なんです

また来る夏を待っていました
つぎの夏もくるでしょうぼくがいなくても

ダンシングシューズはいつも白く光っています

大好きなサマーウォーズの監督が新作をだしたようで
渋谷駅前のおおきな看板にでていました

ぼくはもうちょと生きるために
新鮮な野菜と工場でつくられた保存食を買いにいきます
ついでにお酒なんかも飲んだりしますが

白くひろがる夏がすきなんです
ちょっと近年は暑過ぎるきもするのですが

とても断片的な詩が好きです
まとめる必要もないかもしれません

そう
生あるかぎり
あなたなんですから







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