息子へ/梅昆布茶
 
くたびれた我が身に
赤い旗がいくつも立つ
宣告は容赦なくて不要物に
なる日もとおくはない

息子達のために生きているつもりでも
やつらからはなんの音信もなくて

CSN&Y
ぼくたちの家は
ずいぶん前から他人が住んでいる

でもだいじょうぶあなたを信じている
あまり豊かな資産は残せないし

立ち止まってかんがえるひと
せめてそうなって欲しいから

立ちあがるための過去も未来もすべて
いま一瞬のつみかさねだってね

そんな助言もできなかった
幼稚な父親がいたことも
忘れて元気にやってほしいのだ










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