頭の中の靄、表現すべく綴る即興の詩/ねこ歩き
 
雨に濡れ

走り抜ける 走り抜ける
ここは何処だって 常に問いかけていたい
振り返った砂漠に 足跡は付かない
蜃気楼だって気付かないでいたい

歯痒くて 歯痒くて
これが人生なんだって 噛みしめて泣いていたい
抱きしめた蹉跌に 温もりは有り得ない
幻聴だって気付かないでいたい
幻想だって気付かないでいたい

まるで神様がいるかのような錯覚に惑わされて
また君のキスで眠りたい

君のキスを欲張りたい

ここは何処だって 常に問いかけていたい

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