デニム雑誌/
番田
今日近所を 私は歩いた
そこにある だれもいない路地を
赤い花を見た でも できることなら
友達とお好み焼きが食べたかった
明日からまた望むことなく
新しい一週間が はじまる
ビルの間で誰も望むことなく
価格競争は熾烈さを極めることだろう
名前を知らない
いくつかの 花
私は 花を買ったことはない
女は 買ったことがあるけれど
立ち寄った コンビニで
雑誌を手に取ると そこにいるのは
どこか無意味な
似た人間ばかりだった
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