FLY HIGH/ヒヤシンス
に届けて燃え尽きた
ヒバリの物語を思い出していた
最後の夏 予選でバーを落してから
飛ぶことを止めていた わたしを 風がいま包む
魂が助走を始めた とても静かな序奏
疾走感がどんなものであったか
疾走感がどんなものであったかわかるか
私達は確かに翔んだ
想像力は限界を超え
遥か宇宙へと飛翔する
エピローグという名前の
瞬く星よりも彼方へと
遠く広がる夜空に
世界にたったひとつの銀河に出逢う
天体観測はいつかの約束になる
2015/3/25 「黎明」同人第一号連詩
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