FLY HIGH/ヒヤシンス
半端な陸にこべりついたエゴを
深海からしか償うことの出来ない
生温い血の風
魂を忘れた翼
深淵から破壊し続けるいつの世も
眼球は破裂 きっと
いいさ どうせとっくに硝子玉だった
見せかけていた 見えているふりをして
内臓も破裂 玉虫色に飛び散って
だけど無くならない 光が微笑んでいるんだ
もう焼きつく絶望しかいらない
どうせ希望を持つなら
天に届くまで FLY HIGH
何者にも縛られず
青空に融けていけ FLY HIGH
あるはずのない自らが築き上げた壁に囲まれる日々
深海から光の射す方へ目を向ける
ゆっくりと湧きあがる衝動 突き上げる高揚
天
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