死にたいと言うな 助けてといえ/馬野ミキ
 

カウンセングを受ける
認知療法をはじめる
例えば俺には階段を降りている時に誰かに突き飛ばされるかもしれないという不安が常にある
そんな想像は馬鹿げているという客観性も持ち合わせているが
その可能性が0%ではないという事実は拭えない
0,01%可能性があれば俺にとってそれは信じるに値するのだ
だがまあ、階段を降りている時に殆どの人はそうは思わない
それが認知の差だ
若くかわいいカウンセラーに「なぜ階段で誰かに蹴飛ばされてはダメなのですか?」と言われ
返答に困った
そりゃ誰だってそんなのいやだろwww

俺には街で狂人に刺されるという妄想があり
街では常に緊張している

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