死を想い書き巡らす詩/komasen333
いるのだろうか
考えても 考えても その時まで わかりはしない
抗うように 遠ざけることもある この死よ
避けるように 塞ぎ通すこともある この死よ
書きながら向き合っていく
詩を書きながら死と向き合っていく
どんな内容の詩であっても
そこには少なからず死のエッセンスやスパイスが滲む
死ぬ時が来たとして
この詩を書いたことも思い出すのだろうか
この詩を書いていた時の感覚も思い出すのだろうか
その時
私は私をどう受け止めているのだろうか
私は私の人生をどう振り返っているのだろうか
考えても 考えても その時まで 答え合わせはできない
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