現代詩的な現代詩/komasen333
れている。
「速読などできませんよ!」といわんばかりに
ごく自然に
行きつ戻りつの読みに誘う間隙と感激が潜んでいる。
読む間における現在の在り方を変えるような磁場が
読んだ後における時間の在り方を曲げるような放射が
読むこと、書くこと、感じることの境界線を溶解させるうねりがある。
現代詩にはある
現代詩的な現代詩にはある。
読んでもわからない。
よく読んでもよくわからない。
何度読んでもちっともわからない。
そんな現代詩もある。
そんな現代詩的な現代詩はざらにある。
でも凄さは感じる。
上手く理解できなくても
きちんと咀嚼できなくても
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