エクソダス/梅昆布茶
 
ものに巡り逢いにゆく旅が
何処へたどりつくのか確かめたいのだ

部屋の片隅にある
ヴィンテージギターを
風が鳴らす

きみが小さく日常に舌打ちをする
まあいいさほっとけばいいんだ

いつもおもってる
この素敵な世界から踏み出すために

あの使い慣れた靴を
捨てなければならないのかと

新しいスニーカーの紐を編み上げるたびに
僕の世界がリセットされるように

僕は新しい島を目指すのだろう

そうさ
風がさししめすままに

僕は何かを解体しながら
いきてゆくのだろう



















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