リゾット/梅昆布茶
系列にしたがわない配列で感じるもの
自分ではわからない不細工なアーキテクチャーのままで
もうちょっと生きてみようか
所かまわずうろついても良いのだが
広辞苑の重みには収まりきらないあたり
はみだした出窓から
そこから朝の風景を見てみたいとたたずむ
空気がそよぐ
きみの瞳がゆるんで
ちょっと格別な意味を
放出したり
そんな隙間を生きる
どうやら無理やり決着つけるほどにも
運命と仲良くはないのだから
歩幅をさぐる
最後のうたを歌うためにも
出汁がほどほど出ているなら
リゾットなんていかがともおもうのだが
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