ストリート/梅昆布茶
 
った
ムスタファやセダトから聴いた話で想像する

彼らはイスラム教徒であり
かつイランやアフガニスタン
クルド人との紛争の多い
ガジアンテップという東部山岳都市の市民

素通りする毎日
通りや土地
国土や風土はなにをもたらすのか

家の前の団地の外周道路

普遍というよりも
単調なものを基調に生きている

それでも考えることはあるのかもしれない

ひとは墓標をいつか忘れる
それでいいのだともおもう

永遠なんてたぶん
人間がかってにでっちあげたもの

でもちいさな灯をのぞみ
まもりつづける

僕はいつでもそれに

加担する側にありたいとおもうのだ








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