ストリート/梅昆布茶
った
ムスタファやセダトから聴いた話で想像する
彼らはイスラム教徒であり
かつイランやアフガニスタン
クルド人との紛争の多い
ガジアンテップという東部山岳都市の市民
素通りする毎日
通りや土地
国土や風土はなにをもたらすのか
家の前の団地の外周道路
普遍というよりも
単調なものを基調に生きている
それでも考えることはあるのかもしれない
ひとは墓標をいつか忘れる
それでいいのだともおもう
永遠なんてたぶん
人間がかってにでっちあげたもの
でもちいさな灯をのぞみ
まもりつづける
僕はいつでもそれに
加担する側にありたいとおもうのだ
戻る 編 削 Point(10)