詩のレシピ(改)/hadukino
君のコーヒーに。目が覚めるだろうな。そしたらこれがお礼だと教えてあげよう。
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II.生活
幼い牙をむき出しにする。青空に抜けた甲高い声援。昼で一旦お開き。めいめいに箱を開けると花が咲いた。秋の香りが一面に広がる。道行く人が気を取られて振り向く。ずっと見守っていく怖さ。いつか離れてゆく怖さも、いまは呑み込んで、噛みしめる。
誰の目にも馴染みのあるアイコンを自分なりに並べてみると、十人十色の地図ができる。川が貫く街、山の麓に広がる街。子供の頃遊んだ神社があり、大人になって旅立つ為の駅がある。電車の行き先は君の地図につながっ
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