白日夢/ヒヤシンス
降り注ぐ星のシャワーを全身で浴びる。
宇宙に横たわる星座達の囁きが聴こえる。
エメラルドグリーンの胎動を感じながら
鮮やかな爆発の連鎖に息を呑む。
無意識を意識すると宇宙が見える。
そして私はその核を探す。
眩い輝きにそれは現れては隠れ
まるで万華鏡のように私を翻弄する。
永遠の中に迷い込んだ私の目が光の帯を捉える。
日本人の私にそれは枝垂れ柳のよう。
宇宙人の私にそれは光のカーテンのよう。
目で捉えるものの有限を無限に広がる感覚が捉える。
悲しみや不安、怖れを一切感じない世界。
この輝きを全身で感じた時、私は確信する。
戻る 編 削 Point(4)