夏休みをめぐる葛藤、と笑顔。/猫道
 
らない変わらない変わらない変わらない変わらない変わらない変わらない。」



大黒摩季が歌う 「 夏 が 来 る 」

井上陽水が歌う 「 夏 が 過 ぎ 」

来る 過ぎ 来る 過ぎ 来る 過ぎ 来る 過ぎ



ウラシマタロウ君(28歳)のナツヤスミに終わりはない

何故なら高校3年のナツヤスミからずっと

10年間にわたって ナツ ヤスミだからである

8月31日が過ぎれば 翌朝は7月20日

いつまで経っても 9月1日が訪れないのです

それはまるで 蝉の燃えるような一生の儚さと正反対の 終身刑みたいな天国



ウラシマ君は未だに

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