恋人/
森川美咲
声を掛けてくれるようになり
ますます貴方は特別な
恋しい恋しい人
そしてまた
年に一度の特別な日
ふと合った視線を
どちらからともなく反らした
初恋の戸惑いのような瞬間
何故か言葉を交わせなかった
10年目の特別な日
それでももう
全然よかった
もうはっきりとわかった
貴方は私の
やっぱり特別な人
恋しい恋しい人だから
貴方は
永遠に
私の恋人
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