小屋/草野大悟2
 
。彼女らの踊りは美しい。女の白い肌にうす水色のスポットを当てると、まるで海の中を泳ぐ妖精のように見える。
 彼女らの陰部も、ポラで客にそれを撮影させる所為も、ステージ上で客と性交することさえ僕には美しく見える。これまで何百人、いや何千人の生身の女を見てきただろう。裸の女たちの陰部は、卑猥で、誇らしげで、女であることの全存在を誇示しているように思える。
      
この小屋には僕の他に、四人の従業員がいる。全員が住み込みで、僕の部屋と同じ造りの三畳の個室に住んでいる。
 「賄い」の島村さんは、みんなの食事を作っている。昔はダンサーとしてステージに立っていたそうだが、年とともに両膝に水が
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