武器よ去らば/蒲生万寿
命令され人を殺す生き方を
「これがオレの仕事だ」
とほざいてみても
オマエの傍には誰も近付かない
オマエ自らが人であることを拒否するからだ
人を生かし共に生きる
愛を分け与え
明日の希望を胸にする
オレとオマエは友達だ
オマエが銃を取る前も今も
未来も
もっと言えば
生まれる前から
死んだ後も
オレとオマエは永遠に友達だ
そしてここで共に居るのだ
今生にあるもの全てが
共に居ることを思い出せ
ガキの頃
人を殺す自分を想像したか?
もしオマエが不快な人生の連続で
誰にも優しくされたことがないのなら
今ここで先ず誰かに優しくしろ
そ
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