武器よ去らば/蒲生万寿
 

命令され人を殺す生き方を
「これがオレの仕事だ」
とほざいてみても
オマエの傍には誰も近付かない
オマエ自らが人であることを拒否するからだ

人を生かし共に生きる
愛を分け与え
明日の希望を胸にする

オレとオマエは友達だ
オマエが銃を取る前も今も
未来も
もっと言えば
生まれる前から
死んだ後も
オレとオマエは永遠に友達だ
そしてここで共に居るのだ

今生にあるもの全てが
共に居ることを思い出せ

ガキの頃
人を殺す自分を想像したか?

もしオマエが不快な人生の連続で
誰にも優しくされたことがないのなら
今ここで先ず誰かに優しくしろ

[次のページ]
戻る   Point(4)