雲の峰  【題名無茶振り】/ハァモニィベル
 
月山だけが
神々しい姿を見せている

幾つ 眼の前に現れ
幾つ 眼の前に
 崩れ去ったことだろう

高く聳えたいと
積乱する
白き夢を 
遥かな空に 見上げながら

 前に、 前に、しか

小さな一歩を進めない

この身は いまも

 春の河に浮いた

  藁くづのようだ





(メビの【題名無茶ぶり】スレにて、はるりらさんからのお題 http://mb2.jp/_aria/840.html#S67 で書きました。
 振られた題名が、漢詩風だったので、漢詩風に書いてみました。
 「雲の峰」=夏の季語だと承知で、春の河をラストに提示しています。)
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