クリームシチューとは何なのか/ブルース瀬戸内
そしてクリームは身を預けんと
シチューに勇躍飛び込んだのだ。
それゆえ僕は腹が立つのである。
過去への配慮が足りないような
クリームシチューへの扱いには
歴史修正主義の臭いすら感じて
ついつい過度に反応してしまう。
クリームシチューとは何なのか。
クリームでないとは言い切れず
シチューでないとも言えないが
こう言うことはできるのだろう。
それはクリーム味のシチューだ。
結論が一緒だとの批判はあるが
美味ければどうでもいい事だし
なんやかんやと言っている間に
冷めてしまっては元も子もない。
言いたいことは山ほどあろうが
まずはたらふく食べてしまおう。
母さん、あれを開けたい気分だ。
結婚した日のワインを開けよう。
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