人形劇を見たいと痛みを着、行ょ銀に/なけま、たへるよんう゛くを
みんな黒子の裏の顔を見ようと躍起だが、
みんな黒子に操られているので無理だが、
昔顔に疵のある客が目が合って、
動かぬ手で顔を刺して憧れて、
作った傷は余計に僕を貶め、
作られた傷は余計に僕を慰め、
渇きかけた体を必死で濡らし、
演目に向かわせんと必死であやし、
今やきずが膿んでいるのを、
今やっと気付いた僕の事を、
じっと憐れんでいるのはいつの間にか客の顔は僕のだ、
じっと離れんでいるのはやはり僕は僕たちは人形なのだ。
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