セックスからはじまる現代詩/左屋百色
 
クスからはじまる現代詩
それは、
自由という名の毛布
枕のそばにあるコンドーム

セックスからはじまる現代詩
それは、
あなたには書けない
指輪がラギラギしているから

セックスからはじまる現代詩
それは、
開かない窓の内側で
開いてゆくスカートの音

セックスからはじまる現代詩
それは、
やぶれた宇宙で
見つからない下着


現代詩で終わるセックス
それは、
まだ誰も経験した事がない
100年後の言葉


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