「ありがとう」と伝えたいその相手/しょだまさし
 
世に生まれ、今日まで生きてきた
だから今、私はこの詩を書いている

『100万回生きたねこ』というベストセラーの絵本がある
その100万回という数字を私も使わせてもらうことにした

私は100万回生まれ変わっても
100万回 あなた達のもとに生まれたい

そう思えるようになった

一度くらいは大金持ちの家の子供に生まれてみたいかも
そんな気もしないでもないけれど

話しを元に戻そう

ここまで書いてきて「何だよ」と思われるかもしれないけれど
やっぱり直接言うことなんて気恥ずかしくてできそうもない
だから心を込めて、この詩の中に書かせてもらうことにする

「私を生んでくれて本当に、本当に

“ありがとう”」


お母さんとお父さんへ
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