再起しそして回帰する/煙と工場
 
それだけのことだ

私は
夜に
敗れたものたちを
埋葬する

これはあの時の自分
これはあの時の彼  と
碑石を削ったところで
虚しく白骨が
横になっているだけ

私の足元は
まだふらついている
目を焼かれたのもあるが
余りにも白骨が
重すぎるのだ

(ああ
 朝日だ)

目を焼かれたものにも
焼かれたものにも
殺されたものにも
死んでいたものにも
朝はやってくる

それが一つの《奇跡》
なのだろうか

私は
焼けた目を
見開く
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