空に語りかける/
keigo
俯き歩く僕の頬に
一筋のひかりが触れて
見上げれば雲間から
陽射しが溢れだす
そんな朝
本日は晴天なり
やがて雲を蹴散らし
大空いっぱいに
青を広げた空には
僕らの陰鬱な想いさえも吸い込む
果てしない強さがある
青空は無垢だ
音もなく無邪気に語りかける
青空は寛大だ
差し伸べる掌はいつも
広く惜しみない
ー僕らの哀しみも憂いも吸い込むあなたに
いつも感謝してます
「いえいえ、あなた方の想いが、
やがて私を綺麗な夕空に彩るのです」
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