彼女たちの事情 〜愛しすぎる女たちのうたう詩〜/涙(ルイ)
他のことはもう 全部どうでもよかったのよ
どうでもよかったの
誰が使ったのか 誰が触ったのかわからないものなんて
気持ち悪くて 絶対に触れない
ジュースの回し飲みなんて よくみんな平気でできると思うわ
古着とかビンテージものとかいって
いかにも付加価値があるように思わせてるけど
要は人のおさがりじゃないの
どんな人がどういうふうに着ていたのかもわからないのに
お洒落ぶっちゃって 何が格好いいよ
そんなものに高いお金使っちゃうなんて ホント馬鹿じゃないの
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