昼下がりの意地っ張り/あおば
るかのようだ
この辺りで休憩の出来るお店はありませんかと
尋ねられる人が居ないので
困ってしまう
タクシーに乗り
目的地に行くという考えは除外する
救急車に乗るのとタクシーに乗るのとどちらが精神的に負担になるかといえば
もちろん其れは救急車
しからばどちらが懐に厳しく応えるかと言えば其れはタクシー
社会的な負担はあれど
個人的な負担のない救急車が走って行くピーポーの警報音を
少しだけ羨ましく感じる先輩も後輩も居ない電池切れの昼下がり
訪れた病院のカフェテリアの食事がとても美味しかったと言ったら
美食家からは笑われたけど
負け惜しみではなく事実です
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