みらい/左屋百色
 
半分の
んでいつも捨ててしまいます。迷惑の
かからない場所へ。私は巨大な駐車場
でBー2だったかDー6だったかもう
憶えていないのです。それでも家へ帰
れてしまうわけでどうしても孤独には
なれないのです。散文よ、お願いだか
らもっと散らばれ集まるな。純粋すぎ
て歪んだ少女が何かをひとつひとつ集
ている。ペットボトルから現代詩があ
ふれだす。走りまわっていた子供たち
がそれを見て、いる。
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