あの世の月/朝焼彩茜色
 
日めくり 日めくり 人生 時代
章 章 一生を全力投球する性を沈め

 静かに大人しく 笑み 明るみに晒す 風の縁 それは姿

  月は呼んでいる リリスな女は 風景を皇帝に仕上げ金粉を叩き
  建てている 形に実際にない 宝石箱の中身の中の中身を

  煌き燦と優しさのバジャラの鏡を透けて 透かして 眺める風景を

   飛び立つ前に 遺書の下書きを物語る 星を砕いた粉で 光で読む心得

    焦がれた 慕いに王冠を乗せて 手を繋ぎ リリスまでの階段を昇る
    それ以外に道はない 地上を流し 焦がれ増す 恋を被せ 愛を孕んだ

     精神の強かな研ぐ必要の
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