語れない詩評を語る/
アラガイs
なにも多くを語ることはない
ただ深く語ればよい。
それをむずかしく考えることはできない
生まれて一生を終えたときの夢を語ればよい。
選れた詩人は優れた批評家だという
ならば 優れた批評家は選れた詩人だろう
これは真実だろうか?
多くを語れば批評は語る
なにを語らなくても批評は語る
その選択された言葉を
むしろ詩人を語らない批評の方をわたしは好む
なぜならば そこには未来が眠っているのだろうから 。
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